Loading

Column 読みもの

週休3日正社員という働き方が、女性にもたらす恩恵(下)

家庭と仕事とのバランスに関してさまざまな意見がある中、子育てをするために、週休3日正社員という働き方を選択していた看護師の菅谷さん。働く女性の視点で週休3日のメリット、デメリットについて話してもらいました。(現在は退職し、海外留学されています)

interview菅谷美絵子さん / 看護師

92年東京医科歯科大学卒後、同大学附属病院に就職。その後透析クリニック、介護付有料老人ホームでの勤務を経て、2016年よりニュージーランドへ親子留学中…。


時短でなく、週休3日正社員という選択

週休3日はいいことばかりみたいですが(笑)デメリットはありますか?

稼ぎたい人には物足りないかもしれませんね。女性向きの働き方だと思います。あと、仕事が途切れる印象があるので、それを嫌と感じる人には向いていないと思います。老人ホームの看護師という、人を相手にした仕事なので、明日は大丈夫かなと心配になることもあります。休みが連続すると職場の状況が変わっていることもあるので、情報収集についての努力が必要ですね。

ところで、1日8時間を週4日勤務する週休3日の正社員と、1日5〜6時間、いわゆる時短の週5日勤務の正社員と、どちらがいいですか?

私は、給料が同じとしたら週休3日正社員です。寄せ集めて1日分の休みよりも、まるまる1日フリーというのがいいです。早く帰るとパートの人というイメージ。正社員の人と1日同じ時間だけ働くことが大事だと思います。

時短と休みが多いのどちらと聞かれれば、休みが多い方が圧倒的にいい。体も心も休めるから。仕事というと朝から仕事モードだから、切り替える回数は少ない方がいいです。5時間だろうが、8時間だろうが仕事は仕事ですから。

パート(時間給)ではどうでしょうか?

会社によるんでしょうけれど、私は責任のある仕事を任せてもらえないのは厳しい。週休3日の正社員なので、ボリュームを少なくしても責任ある仕事を任せてもらえるのはうれしいですね。パートだと、特に介護の仕事だと、お手伝いしてくれる人という立場になりやすいんです。担当もないし、「すぐ帰っちゃうよね」って言われたり。

%e7%9c%8b%e8%ad%b7%e5%b8%ab%e3%81%ae%e5%83%8d%e3%81%8d%e6%96%b904

多様な働き方が、生産性やモチベーションを上げる

自分が子育てをしているので子どもの話ばかりですが、介護をしている方も同じだと思います。パートになれば、ガクンと収入が減ってしまう。介護休暇とかありますが、時間はとられるし、お金はどうやって払っていくのって。

今後、介護の問題が大きくなっていくとき、女性を含め、男性ももっと関与せざるを得なくなります。そんなとき、どうバランスをとりながら仕事ができる体制をつくっていけるかが課題ですね。

女性が仕事を辞める理由って、もう結婚じゃないですよね。断トツで出産や子育て。仕事を続けるお母さんもいるけれど、やっぱり無理だと辞めてしまう人も多い。その人材を眠らせてしまうのはすごくもったいないです。

パートだと勤務時間が短いから保育園に入れられない。幼稚園は昼過ぎに帰ってきちゃうし、3歳まで預けられない。パートだと預け先がなくて働けないし、正職員だと仕事でくたくたになって保育園に行ってまたくたくたになる。すごい極端。もっと流動的な働き方があればと感じます。

パートから正社員に戻るのは、結構ジャンプアップがあって大変。逆に週休3日から週5日勤務に戻るのは楽。私も子どもが3歳になったときに、週5日勤務に切り替えました。育児に少し余裕が出て、もうすこしがんばれるかなと思って。

女性は働きやすさも重視しています。週休3日は共働きでも、サブ的に働いているお母さんだったら絶対に働きやすいと思います。週休3日正社員を採用している職場だと子育て世代が多くなるので、悩みも分かちあえて働きやすい。子どもが熱を出してもお互いさま。条件がいいところはもっとあるけれど、働きやすさは変えがたいですね。疲れきってると、育児や家事もがんばれないけど、仕事もがんばれないですから。

写真・取材・記事:大杉晃弘(写真と、企み

週休3日正社員という働き方が、女性にもたらす恩恵(上)

(00)ファイナンシャルプランナー鈴木さんに聞く週休3日正社員

関連記事

説明会・セミナー等スケジュール

  • No Events

読みもの

PAGE TOP